ファンデーションの役割
ファンデーションは皮膚をサランラップで覆うようなもので肌に負担がかかると思っている方が多いかと思います。
もちろんまったく肌に負担がかからないとは言えませんが、実はファンデーションには紫外線から肌を守る役割もあるんです。
特にパウダータイプのファンデーションはSPF効果があると書かれていなくても、配合されている顔料が日焼け止めの紫外線散乱剤タイプと同じ働きをしてくれるので、
日頃の紫外線を予防するのに十分なUVカット効果を得られるのです。
しかも日焼け止め化粧品よりも肌に優しいので、肌への負担を大幅に減らすことができるでしょう。
肌の色にあったファンデーションを選ぼう
『頬の色?首の色?』どこの色に合わせたらいいのか…
自分に似合う色を選ぶのは難しいですよね。
そこでファンデーションの色の選び方を見ていきましょう。
肌の色は何色がベース?(ブルーORイエロー)
- ブルーベース…赤み青みが強く欧米人に多い肌色
- イエローベース…黄色みが強く日本人に多い肌色
簡単な見分け方
手をギューっと握ってみて開きます。
- 青っぽい赤…ブルータイプ
- サーモンピンクに近い赤…イエロータイプ
ファンデーションの色味は大きく分けて3種類
『ピンク』は赤みが強く、『ベージュ』は黄味が強いとされています。
ピンク←ピンクオークル←オークル→ベージュオークル→ベージュ
ブルーベースの方…薄いベージュ系
ピンク系を選ぶ方が多いですが、時間が経つにつれてファンデーションが浮き出た感じになってしまいがちです。
ベージュ系を使うことによって引き締めの効果もあり、すっきりした印象を保てます。
イエローベースの方…ピンク系のカラー
肌に馴染みやすいピンク系カラーのファンデーションを使うと顔色を明るく見せられます。
ベージュ系は余計にくすんで見えてしまうのでNGです。
色黒の方…オークル系+ピンク系
オークル系のカラーを薄くつけてから、ピンク系のカラーを上に重ねると、どんよりとならずにパッと明るい印象になります。
オークル系のカラーのみでは時間が経過すると、くすんだ印象になり、疲れたような顔に見られてしまいがちです。
中間色の方…オークル系
オークルなどのナチュラルカラーが良いのですが、時間が経過すると皮脂が混ざり、肌の色が濃く見えてきてしまうので、
化粧直しの時はピンク系のカラーや薄いベージュ系のカラーを使いましょう。
顔に赤みがある肌の方…ベージュ系のカラー
ベージュ系のカラーを使えば、顔の赤みが抑えられ、透明感のある肌を演出してくれます。
ファンデーションを選ぶ時の注意点
皆さんは色を選ぶときどこのパーツで合わせていますか?
色選びする際は、顔と首の境目のフェイスラインにファンデをスッと伸ばして確認してみましょう。
ファンデーションの種類
ファンデーションは大きく分けて3種類に分けられます。
それぞれの特徴と合わせてご説明していきます。
- クリームタイプ(練り状)ファンデーション
その名の通りクリームのようなトロッといたテクスチャーで、保湿力の高いファンデーションが多いです。
カバー力が高く、パウダーよりも崩れにくいのですが、落とす時の肌への負担が大きいものです。
- パウダータイプのファンデーション
サラッと軽い着け心地で皮膚呼吸がしやすく、肌への負担も比較的軽いので、敏感肌の方にもオススメのタイプです。
- リキッドタイプ(液状)ファンデーション
リキッドタイプはお肌の凹凸部分や毛穴に入り込んで肌にしっかり密着してくれるので、表面が滑らかに綺麗に仕上がります。
さらに細かく分けると…
- スティックタイプのファンデーション
パウダータイプのファンデーションをスティック状にしたものです。
直接肌に塗って伸ばすだけで、携帯に便利でカバー力は強いのですが、油分が多いのが特徴です。
- エマルジョンタイプのファンデーション
パウダータイプとリキッドタイプの中間のようなもので、スポンジにとると乳液状に変わって、うるおいが持続し、
自然なツヤのある仕上がりになります。
肌に伸ばすと液状になり、時間が経つと中の成分が蒸発してパウダー状に変化するという性質です。
- 水ファンデーション
『毎日つけるものだから肌への負担を軽くしたい』という多くの女性の声を基に作られたものでノンケミカルのファンデーションが多く、
化粧水に顔料の粉を配合したファンデーションというイメージです。
- ミネラルファンデーション
『つけたままでも寝れる』というくらい肌への負担が少なく、皮膚に栄養を与えてくれる美容液とファンデーションが合体したようなものです。
ファンデーションの塗り方
ここではパウダータイプとリキッドタイプの2種類のファンデーションの塗り方についてご紹介していきます。
パウダーファンデーションの塗り方
(しっかりカバーの場合…パフ/ナチュラル仕上げの場合…ブラシ)
- コンシーラーを使う場合は先に塗ります。
- 頬、おでこ、鼻筋、あごの4回に分けて付け足すので1度に付けすぎないようにします。
- 頬→おでこ→鼻筋→あごの順番で顔の中心から外側に向かって馴染ます。
- 目の周りは残ったファンデーションで優しくつけます。
- 最後にフェイスラインをぼかして完成です。
※パフやブラシは最低でも週に1回は洗いましょう。
リキッドファンデーションの塗り方
(しっかりカバーの場合…手・スポンジ/ナチュラル仕上げの場合…ブラシ+スポンジ)
ムラを防ぎたい方は、パフ+スポンジで行いましょう。
- 手の甲にリキッドファンデーションを乗せ、手、パフもしくはブラシにあらかじめ馴染ませておきます。
- 頬→おでこ→鼻筋→あごの順番で顔の中心から外側に向かってなじませていきます。
- 目の周りはスポンジを使って馴染ませましょう。
- スポンジでフェイスラインから首にかけてぼかします。
- 必要な場合はコンシーラーを使って隠します。
- フェイスパウダーを手の甲で馴染ませ、中心から外側に向かって馴染ませます。
- 最後にフェイスラインをぼかして完成です。
ファンデーションひとつで印象はかなり変わりますので、
自分の肌を魅力的に輝かせる自分に合ったファンデーションを見つけてくださいね!